ウラジロミドリシジミ Favonius saphirinusi
ネムノキの葉に止まるウラジロミドリシジミ♂ 2009年6月14日 滋賀県高島市
東海地方では三重県の一部にしかいないのでほとんど見る機会はありませんが、近畿から中国地方ではナラガシワの林があればたいてい棲息しているので、探せばそのうち見つけられる種類でした。ウラジロミドリシジミが活動するのは夕方で、白い裏面を輝かせながら飛び交う姿はとても美しいものです。
さて写真に撮ろうとするとあまり飛び回られては困るので、早朝が狙い目です。運よく低い位置にとまってくれると朝日を浴びて翅を開いてくれます。しかし、ウラジロミドリシジミの翅は輝きが弱いので、うまく光ってくれる角度は限られますし、地形や足場の関係でいい位置へ回りこめないことも多くあります。ミドリシジミ類の翅の色をうまく写すのは簡単ではありません。
♂ 2012年7月8日 北海道小樽市
早朝、ヨウシュヤマゴボウの葉にとまる♂ 2009年6月14日 滋賀県高島市
クズの葉にとまる♂ 2009年6月14日 滋賀県高島市
朝7時、曇り空が明るくなってくると、ゆっくりと翅を開き始めた。新鮮な個体は角度によって紫色に見える。
♂ 2009年6月14日 滋賀県高島市
標本ではあまり色が冴えないウラジロミドリシジミだが、野外で翅を開くと見事に翅が輝く。
クリの葉にとまった♂ 2007年6月16日 兵庫県佐用町
翅を半開にした♂ 2007年6月16日 兵庫県佐用町
♀ 2008年6月7日 三重県松阪市
♀ 2008年6月7日 三重県松阪市
この♀はA斑が発達している。
♀ 2008年6月7日 三重県松阪市
クヌギの樹液を吸う2頭の♂ 2008年6月7日 三重県松阪市
ナラガシワの梢にとまる♂ 2008年6月7日 三重県松阪市
ナラガシワ林の林床で翅を開く♂ 2009年6月14日 滋賀県高島市
♂ 角度が悪くて輝いて見えない。 2007年6月16日 兵庫県佐用町 |
♀ 2007年6月20日 兵庫県猪名川町 |
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