オオミドリシジミ Favonius orientalis
午前7時50分、山頂の梢でテリトリーを張るオオミドリシジミ♂ 2011年6月9日 愛知県新城市
平地性の普通種とも言われますが、東海、近畿地方では少なくともそう簡単に姿を見ることができる種類ではありません。卵や幼虫は探せば見つかることがありますが、成虫、特に♂がテリトリーを張る場所は限られます。雑木林に普遍的に分布しているわけではなく、アカマツが主体の土壌が貧弱な山によく見られるように思います。
図鑑では♂の活動時間は午前10時頃と書いてありますが、私が見る限りその時間はもっと早く、朝8時前に始まり、9時半頃にはほとんど終わってしまいます。活発な活動を見るには早起きが必要です。
午前9時40分、地上でテリトリーを張る♂ 2011年7月9日 長野県塩尻市
後翅外縁が太かったり、尾状突起が短かったりとオオミドリシジミらしくないが、裏面を見たところ間違いなかった。活動時間はそろそろ終わり。
イタドリの花で吸蜜する♂ 2011年7月9日 長野県塩尻市
♂ 2011年6月9日 愛知県新城市
午前7時30分、どこからともなく現れ、1年前と全く同じソヨゴの枝にとまった。
山頂の梢でテリトリーを張る♂ 2010年6月10日 愛知県新城市
♂ 2010年6月10日 愛知県新城市
午前9時15分、気温が上がってくると翅を閉じてしまう。
♂ 2010年6月4日 愛知県新城市
ソヨゴの低い枝でテリトリーを張る♂ 2010年6月4日 愛知県新城市
左の肛角部が切れているのが残念。
午前8時40分、尾根筋の林道で卍飛翔をする2頭の♂ 2010年6月20日 岐阜県恵那市
午前10時30分、クリの花に来た♂ 2010年6月20日 岐阜県恵那市
日光浴する♀ 2009年6月21日 岐阜県恵那市
オオミドリシジミの♀は、♂のテリトリーポイントの近くでよく見かける。この♀は午前10時頃飛んでいた。
♀ 2009年6月21日 岐阜県恵那市
クヌギの枝先でテリトリーを張る♂ 2006年6月11日 大阪府高槻市
ミヤマモンキチョウが飛ぶ尾根筋でテリトリーを張る♂ 2008年7月20日 長野県東御市
コナラ幼木で産卵姿勢をとる♀ 2003年7月2日 滋賀県信楽町 |
♂ 2005年6月26日 兵庫県豊岡市 |
ミズナラの枝分岐部に産まれた卵 2006年11月1日 北海道苫小牧市 |
コナラの枝に産まれた卵 2008年1月13日 岐阜県恵那市 |
ミズナラ新芽に潜む幼虫 2007年5月28日 北海道江別市 |
コナラ葉裏の終齢幼虫 2003年5月13日 滋賀県大津市 |
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