メスアカミドリシジミ Chrysozephyrus smaragdinus
テリトリーを張るメスアカミドリシジミ♂ 2009年6月14日 滋賀県長浜市
午前11時40分、ガスの中テリトリーを張る。
山地性のミドリシジミの中ではやや出現時期が早いので、他の種類に合わせて出かけると、メスアカはやや飛び古した姿になっています。そのうえ、近畿地方ではあまり個体数も多くなく、撮影しにくい種類でした。ちゃんと撮影できるようになったのは最近になってからです。
低い位置に止まってくれるので、居てくれさえすれば簡単に撮影できます。谷筋の橋の上などから、テリトリーを張る♂を見下ろすと、枝先にキラキラと緑色の光の玉のように輝きます。日差しが強すぎると翅を閉じてしまうし、完全に曇ってしまうと活動が止まってしまうし、薄曇の瞬間を狙っていつも撮っています。
輝きをうまく写真に出そうと、いろいろな角度から輝く姿を撮影しようとしていますが、どう撮っても、現地でこの目で見る美しさのほんの一部しか写真では表現できないといつも思っています。
♀ 2012年7月19日 長野県松本市
前翅の赤い斑紋が透けて見えている。
♀ 2012年7月19日 長野県松本市
サクラの細枝で産卵姿勢をとる
タニウツギにとまる♂ 2009年6月14日 滋賀県長浜市
♂ 2009年6月14日 滋賀県長浜市
♂ 2010年7月4日 長野県塩尻市
2010年に撮影したチョウの写真のなかで一番きれいに撮れたと思ったのがこの一枚。この角度からだと青っぽく輝く。
♂ 2010年7月4日 長野県塩尻市
午後1時20分、小雨が止んで薄日が差すと翅を開き始めた。
♂ 2010年7月4日 長野県塩尻市
この角度で狙うと、Chrysozephyrus属らしく4枚の翅が全て金緑色に光る。
テリトリーを張るメスアカミドリシジミ♂ 2006年7月4日 兵庫県新温泉町
卵 2011年2月27日 愛知県設楽町
上の写真と同一個体 2006年7月4日 兵庫県新温泉町 |
林床に降りた♀ 2005年7月30 日 滋賀県米原市 |
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