ヒメシジミ Plebejus argus
低山地の黒帯型ヒメシジミ♂ 2008年7月5日 岐阜県
北海道や長野県の高原には無数に舞っているヒメシジミですが、分布の周辺部にあたり東海地方や中国地方の低山地では急減していて、状況はヒメヒカゲよりもさらに深刻です。生息地の湿地がなくなってしまっていることも多いうえに、一見環境はそのままなのに忽然と姿を消してしまうこともあるようです。狭い湿地で採集するなどもってのほかですが、採集者を追い出すだけではなんともならないかもしれません。
低山地の湿地を彩る代表的な種類だけに、今残っている産地ぐらいは絶滅を免れて欲しいものですが、将来はかなり厳しいような気がします。
♀ 2008年7月5日 岐阜県
♂ 2008年7月5日 岐阜県
♂ 2008年7月5日 岐阜県
♂ 2012年6月23日 山形県小国町
交尾 2012年6月23日 山形県小国町
♂(下) 2011年7月24日 長野県松本市
上はアサマシジミ(ヤリガタケシジミ)
交尾(左が♀) 2011年7月24日 長野県松本市
♀ 2009年8月9日 岐阜県高山市
本州高標高の♂ 2007年8月5日 長野県木曽町
標高1500m近い沢の源頭部で見た個体。♂の翅表の模様は北海道産に近い
♂ 2008年7月20日 長野県諏訪市
長野県の高原には多産する。高原にいる♂は低山地の個体に近いが、翅脈の黒い筋は細い。
♂ 2010年7月3日 長野県大町市
♀ 2010年7月4日 長野県塩尻市
裏面の斑紋がはっきりしていて美しい。
♂ 2009年6月28日 北海道旭川市
北海道のクロテン型♂ 2006年7月16日 北海道音更町
新鮮な♂ 2006年7月15日 北海道帯広市 |
橙色斑が出る♀ 2006年7月16日 北海道音更町 |
♂ 2008年7月5日 岐阜県 |
♀ 2008年8月10日 長野県木曽町 |
性モザイク型 基本的に♂だが、左側の翅に♀の模様が混ざっている 2008年7月5日 岐阜県 |
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