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コムラサキ  Apatura metis

クロコムラサキ
河原のアレチウリにとまるコムラサキ♂(黒色型) 2012年9月9日 愛知県刈谷市
 東海地方に住んでいるというのはコムラサキの撮影をするには都合がいいものです。河畔林や丘陵地では個体数も少なくないですし、なにより関西では見られない黒色型(クロコムラサキ)も普通に見られます。
 普通に見られるとはいっても、コムラサキを美しく撮影するのは簡単ではありません。見下ろす位置で静止してくれることは少ないですし、夏の暑いときには翅を開いてくれません。うまく翅を開いたとしても、後ろからの角度では全く紫色が見えませんので、翅が輝く角度にうまく回り込まなくてはいけません。チョウがとまる位置と自分の位置、太陽の位置を考えながらの撮影になります。

♂(黒色型) 2012年8月5日 愛知県刈谷市

♂(褐色型) 2011年7月17日 愛知県大府市
西日を受け、紫色に輝く。

♂(褐色型) 2010年9月5日 愛知県大府市
平地の河川敷にも多産する。

黒色型♂ 2011年7月17日 愛知県大府市
尾張地方の平野部ではクロコムラサキは多くない。

黒色型♂ 2011年8月28日 愛知県刈谷市
東海地方の黒色型は翅中央の白帯が細い個体が多い。

黒色型♀ 2010年6月12日 愛知県豊田市

褐色型♀ 2010年6月20日 岐阜県恵那市
クロコムラサキ
口吻を伸ばしながらイヌの糞に向かって歩く♂(黒色型) 2007年9月9日 浜松市浜北区

地上で吸水する♂(褐色型)  2009年8月9日 岐阜県高山市

獣糞に来た黒色型(紫色は見えないが翅の形から♂と思われる) 2007年9月9日 浜松市浜北区

フモトミズナラの葉にとまる黒色型♂ 2008年9月6日 岐阜県瑞浪市
東海地方では黒色型と褐色型が同じ数ぐらいで見られることが多いが、この日は5頭ぐらい見たすべてが黒色型だった。

フモトミズナラの葉にとまる黒色型♂ 2008年9月6日 岐阜県瑞浪市
フモトミズナラとコムラサキという組合わせは東海地方でしか見られない。先端が平らになる特徴があるどんぐりもうまく写し込めた。

地表で吸水する♂(黒色型) 2008年5月26日 愛知県豊田市
豊田市の矢作川では、褐色型のほうが多いような気がする。

タニウツギの上でテリトリーを張る♂(褐色型) 2006年7月4日 兵庫県新温泉町

♀(褐色型) 2009年9月23日 愛知県豊田市

幼虫 2010年4月25日 愛知県大府市

くたばり気味の♀(褐色型) 2007年7月29日 滋賀県米原市

地上で吸水する♀(褐色型) 2006年9月24日 北海道中札内村

裏面からは分からないが黒色型♂ 2007年9月9日 浜松市浜北区

獣糞から吸汁する♂(黒色型) 2007年9月9日 浜松市浜北区
コムラサキ幼虫
越冬幼虫 2008年1月14日 愛知県豊田市

蛹(抜け殻) 2008年8月14日 岐阜県恵那市
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