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オオルリシジミ  Shijimiaeoides divinus

オオルリシジミ
クララにとまるオオルリシジミ♀ 2007年6月3日 長野県東御市
 長野県北部と阿蘇、オオルリシジミが現在見られるのは2つの地域だけで、どちらも遠くてそう簡単には行けない場所です。それが、うまい具合に5月に熊本に出張に行くことになったり、長野へ先輩後輩方の車に便乗させていただいて連れて行ってもらったりと、わずか2年の間に両方の地域のオオルリシジミを見る機会に恵まれました。
 本来は長野県産の♀は、熊本県産に比べて翅表の黒色斑が発達しないそうなのですが、野外でほとんど絶滅した後、飼育個体を放したりした影響もあるのか、最近では長野県産でも大きな黒い斑紋がある個体が多いようで、私が撮影した♀もほとんど熊本産と区別がつきません。それでも、保護活動の成果があって、現在でもオオルリシジミが見られるわけですし、地元の方の活動には感謝しなくてはいけません。

アカツメクサにとまる♂と誤認求愛する♂ 2007年6月3日 長野県東御市

クララにとまる♀ 2007年6月3日 長野県東御市
この♀は長野県産にしては黒斑がよく発達している。

♀ 2007年6月3日 長野県東御市
上の写真に比べると黒斑が少し小さいが、昔の長野県の♀の写真と比べると、これでもまだ発達しすぎかもしれない。

朝日を浴びる♂ 2006年5月8日 熊本県南阿蘇村

クララにとまる♀ 2006年5月8日 熊本県南阿蘇村
オオルリシジミ産卵
クララに産卵する♀ 2006年5月8日 熊本県南阿蘇村

クララに産卵する♀と卵 2006年5月8日 熊本県南阿蘇村
オオルリシジミ交尾
クララの葉の上で交尾(左が♀) 2006年5月8日 熊本県南阿蘇村
♀は羽化直後でまだ翅が固まっていない。

羽化直後の♂(右上)に、3頭の♂が求愛する 2006年5月8日 熊本県南阿蘇村
体に触れても相手の性別は分からないようだ。

クモに捕食されて死んだ♂にも、♂が求愛する 2006年5月8日 熊本県南阿蘇村

キンポウゲで吸蜜する♂ 2006年5月8日 熊本県南阿蘇村

2006年5月8日 熊本県南阿蘇村
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