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ミドリシジミ Neozephyrus japonicus

ミドリシジミ
ヤナギの葉上で翅を開くミドリシジミ♂ 2008年6月8日 愛知県武豊町
 ミドリシジミの仲間のなかでも、一番の「緑色」といえる輝きを持っています。平地では6月初旬からいますが、北海道東部では8月下旬でまだ新鮮な個体がいたりします。珍しい種類ではありませんが、その輝きは見事です。平地近くにも産地が多く、♀にもいろいろなタイプがあって撮影意欲の沸く種類です。♀はB型が最も多く、A型は滅多にいません。毎年A型が撮影できないかと思ってたくさんの個体を見ているのですが、まだ屋外でA型の♀に出会ったことはありません。
 愛知県では知多半島など海岸近くにも産地があり、平日の早朝でも気軽に見に行くことができるので、毎年6月になるのが楽しみです。

♀ 2011年6月19日 愛知県武豊町
雨に濡れる笹にとまった。

♀ 2011年6月19日 愛知県武豊町
わずかにA斑が出ているようにも見えるが、O型と呼んだほうが良さそう。

♂ 2011年6月11日 愛知県阿久比町
♀を狙っていたので、♂だと分かったときはがっかりしたが、文句なく美しい個体だった。

♂ 2011年6月19日 愛知県武豊町
この個体は右後翅が白化している。

♂ 2010年6月13日 愛知県日進市
今年は発生が少し遅かったのか、まだ新鮮な♂ばかりだった。

午後5時10分、サクラバハンノキの樹上で卍飛翔する♂ 2010年6月20日 愛知県豊田市

♂ 2008年6月8日 愛知県武豊町

ハンノキ林の縁のアカメガシワにとまった♀ 2008年6月4日 愛知県阿久比町
知多半島ではちょっとしたハンノキ林があればほぼ必ずミドリシジミがいる。


ササの葉で翅を開く♂ 2008年6月7日 三重県松阪市

早朝、ハンノキの葉上で翅を開く♂ 2008年6月4日 愛知県阿久比町
この角度からだと翅は青く輝いて見える。

翅を半開にする♀ 2006 年8月25日 北海道浦幌町
北海道の♀は青色の斑紋が大きい。この個体は一応AB型といっていいと思う。

ヤナギの葉上で翅を開く♀ 2008年6月8日 愛知県武豊町
なんだB型かと思いながらも、こういうシーンに出会うと何十枚も撮影している。早朝から撮影に必死になっていると会社に遅刻する。

ヤナギの葉上で翅を開く♀ 2008年6月8日 愛知県武豊町
B斑の上にわずかに薄いA斑らしき淡い紋がでた♀。こういう個体もよくいる。

AB型の♀ 2007年7月29日 滋賀県米原市
これだけはっきりA斑が出る個体はあまり多くないと思う。

O型の♀ 2007年7月29日 滋賀県米原市

ナガボノシロワレモコウで吸蜜する♂ 2008年8月22日 北海道浦幌町
普段本州の平地で蝶を見ていると信じがたいが、北海道東部ではミドリシジミはゴマシジミよりむしろ遅れて出現する。

ハンノキの幹の卵塊 2007年11月4日 岐阜県恵那市

ハンノキの葉に巣を作る幼虫 2005年5月29日 岐阜県恵那市

♀(B型) 2006月9月11日 北海道浦幌町
秋深まったある日、土手にミドリシジミがヨロヨロと舞い降りて翅を開いた。あの頃の私の職場をバックに一枚。


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